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  第102号 令和2年(2020年)3月1日発行





巻頭


都大路(みやこおおじ)に  棄てられし
塵芥(ちりあくた)の 堆(つみ)の中にも
げに  香(かおり)たかく  こころたのしき
白蓮(びゃくれん)は生ぜん


                            (法句経 58)
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◇新:法句経講義60◇

<※「新・法句経講義」は、巻頭ページ掲載の法句経について解説しています。>

 423 偈(重複1偈)ある法句経のなかで、最も人気のある偈のひとつがこの58
番だと思います。特に第2次世界大戦の後、多くの集会でこの偈が取り上げられ
ていた記憶があります。打ち捨てられた都会のゴミのなかにも、美しく香り高い
白蓮は咲くという教えは、荒廃した世相を乗り越えようとする人々に大きな勇気
を与えるものだったように思います。
 とはいえ、この教えは2干数百年前のインドの教えに違いありません。どんな
時代であっても、どんな国であっても、荒廃した世相のなかでも気高く尊いもの
は残り、再び咲きだすという確イ言、希望は必要です。それがあるからこそ、それ
を信じるからこそ、どんな苦しみからでもまた歩き始められるのです。
 近年、あちこちで大きな自然災害が起こっています。台風、水害、地震など、
どうしようもない自然の力によって、今まで積み上げてきた努力が一瞬にして消
し飛んでしまう。そんな事態を乗り越えていくのも、復興への確信であり希望で
あるはずです。
 様々な経験から発した知恵や確信、その集大成がお経というものです。特に、
法句経など初期経典には、それが分かりやすく説かれています。

  叙 景    表紙を語る

 春に咲く花のなかで、チューリップほど多く栽培されているものはないように
思います。年末のホームセンターで球根を買ってきて、毎年のように植えるよう
になって何年になるでしょう。球根は、一度寒冷な温度にさらされないと発芽の
スイッチが入らないと植物学者の方に教えて頂きました。
 暖冬が続いて、スイッチが入らない球根になったら大変です。今年も春の庭先
に、きれいに咲きそろったチューリップを見たいものです。

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 主管所感 >

 歩 く 保 育                            友松 浩志

 もともと歩き回るのが好きだったせいか、学生時代には熱心に山登りをして、いっぱし
の登山家気取りだった私だから、幼稚園の仕事をするようになった時、子どもたちと長い
距離を歩く保育を始めた。
 まず神用寺幼稚園で始めたのが、東京タワーまで歩く遠足である。「遠足|なんだから
遠くまで歩くんだとか理屈を言って、先生たちがビクつくのを尻目に歩かせた。もっとも
初めは慎重に、園バスを後方にしのぱせて、ゆっくり着いてきてもらって、万が一「歩け
ない」などと「くじける子」がいたら収容するつもりだった。実際は、途中の日比谷公園
で弁当など食べれば、子ども達はなんなく歩き通した。
 八王子に真理学園幼稚園をつくると、向かいの山のうえに観覧車が見えた。多摩テック
というホンダがやってる遊園地だった。「あそこまで歩こう」ということで、これもなん
なく征服した。観覧車にのると幼稚園が見えた。
 ところが、数年たつと多摩テックがなくなった。子どもは本能的に面白いものが終点に
ないと納得しない。東京タワーや観覧車が必要だ。そして無理無理、「読売ランド」まで
歩くことになった。これは正直、大変な距離だと思った。尾根幹線という途方もなくダラ
ダラした、誰も歩くなんて考えもしない道を10数キロ歩くことになった。とはいえ、子
どもは大したものだ。終点にゴンドラがあったり、メリーゴーランドがあるだけで歩いた
疲れは消し飛んでしまう。疲労コンパイするのは。初老に達した元登山家だけである。
 歩く保育をして良かったと思う。子どもと歩けて楽しかったと砒う。もし、子育てに悩
む人がいたら、子どもと一緒に歩いたらいい。声をかけあい、励ましあって。同じものを
見ながら歩いたらいい。疲れたら一緒にやすみ、同じものを食べながらバカ話しをする。
人生それでいいんだと思う。だから人生、なつかしいんだと思う。

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公開保育と研究協議会
  幼稚園における預かり保育を考える

   昨年の9月24日、東京都教育庁と東京都私立幼稚園教育研修会共催の研究協議会が神田寺幼稚園で開催され、都内の公立、私立幼稚園や保育園の先生方約70名が来園され、公開保育と研究協議が行われました。
 
△ 公開保育のあと討議する参加者
 今回の研究テーマは幼稚園における「預かり保育」。近年活発に行われるようになった預かり保育も、 約40年前に神田寺幼稚園で始めた頃はほとんど知られていない、未知の保育でした。全体会でまず当園の40年にわたる保育実践を報告したあと、通常保育とのつながりや、長時間の保育が子ども達に与える影響や課題について問題提起を行い、実際の保育を見たあと小グループに分かれて、参加者全員熱心に討議を行いました。

仏教豆知識 80

 方便
 方便(ほうべん)には、「うそも方便jを思い浮かべるように「方法」「手段」という意味があります。サンスクリット語のウパーヤ(upāya)の訳語で、接近する、到達するという動詞から、人を導く方法を言います。善巧方便(ぜんぎょうほうべん)というのは、巧みな方法で人を導くこと。その人に合った方法、素質に合わせた方法で人を導くことを言います。
 一方で「方便」には、目的達成のために便宜的に利用する手段という意味もあるので、 「こんな方便を使った」というのはあまり良い印象を与えません。人を導くのに「うそ」を使うのは、言うまでもなく正しい方法ではありません。

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◆餅つきを楽しむ◆

  年末(神田寺幼稚園)と年始(真理学園幼稚園)に本年も餅つきを行いました。伝統の行事として継続していますが、ノロウィールス対策として実際に食べるのは切り餅。ついたお餅は子ども達が鏡餅にしました。また本物のつきたてのお餅が食べられる日がくることを心から願っています。
 △ お父さんが大活躍


令和2年の年回表法務案内からご確認ください。
諸報告も合わせてご覧ください。こちらから

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